無印良品の家「窓の家」に住んでみた。

無印良品の家「窓の家」を建てて住んでいる人のブログです。

オール電化の電気代について。

家を建てた場所が、都市ガス供給エリア外でしたので、オール電化にしました。これまで一度もオール電化住宅に住んだことがなかったので、不安がかなり大きかったです。以下(不安)と→(実際)を記しました。家を建てる際に、オール電化住宅にするかどうか、迷っている方の参考になれば、嬉しいです。(南関東の気候ですが、都市部ではないので、冬はかなり冷え込みます)

 

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IHコンロは掃除も楽だし、火力の管理も楽でとても便利です。

(不安)電気代がメチャクチャ高くなったらどうしよう。

→(実際)電気代:冬のピーク月(1月)で2万2千円、夏のピーク月(8月)で1万6千円です。一番安い月(5月、10月)で、1万2千円程度です。

夏(7-9月)は一番パワーのある大型エアコンをほぼ24時間稼働しています。冬の暖房は晴れている日なら夜明け前~昼前までと、夕方~寝るまで使用しています。(太陽が出ない寒い日は1日中眠りにつくまで稼働させています)冬はほぼ毎日お風呂に入るので、お湯の使用量も夏よりかなり多いです。

4人家族ですが、こんなもんでしょうか。無印良品の家「窓の家」でオール電化にしたときの電気代のイメージができるかと思います。断熱性能に優れているので、夏の冷房代は24時間稼働の割には高くなりません。冬ですが、我が家の場所が南関東にしては気温が下がる場所というのもありますが、暖房、そして給湯に電気代がそこそこかかってきます。

(不安)IHコンロ、火加減の調整とかしにくそう。使いにくいんじゃないかなー。

→(実際)慣れれば使いやすいです。

温度管理が得意なので、「卵焼き」モードで卵焼きを作るとフワッフワの卵焼きができたり、揚げ物の際、温度をキープしてくれたりと結構便利に使っています。グリルを使った焼き魚も、パリッと美味しく仕上げてくれます。ただ、我が家のIHコンロはタッチ式なので、濡れた手で操作すると反応しなかったり、意図した操作と違う操作になったりでそこは若干不便ではあります。

我が家で使用しているIHコンロはこちらです→日立IHクッキングヒーター(HT-K100XTWF)https://kadenfan.hitachi.co.jp/support/ih/item/HT-K100XTWF/index.html

 

(不安)お湯が、足りなくなるんじゃ・・・お風呂に入っている途中で、シャワーがお湯から水に変わってしまう悲劇は絶対に嫌だ。

→(実際)お湯が足りなくなりそうだとエコキュートが判断すると沸き増しをするので、使用途中で水になったことはこれまで1度もありません。

家族4人ということでエコキュートのサイズは「460リットル」を勧められましたが、年のために1サイズ上(5~8人家族向け)の「560リットル」タイプのエコキュートを設置しました。

お湯の量を少なめに沸かす「エコ」設定ですと、家族4人全員がお風呂を使う場合など、深夜の電気料金割引時間外の「沸き増し」がほぼ毎回発生していました。ですので現在は「通常」モードでお湯を沸かしています。「通常」設定にしてからは「沸き増し」はほとんどありません。(「エコ」から「通常」に変えても、電気代は上がらなかったので、「エコ」とはなんだったんでしょうか)

お湯をたっぷり使いたい方は、1つ上のサイズを選ぶことを強くおすすめします。値段も3万円程度しか変わりませんので。

 

(不安)停電したら、コンロもお湯も使えなくなってしまう。

→(実際)停電するとIHコンロは使えなくなります。鍋料理などで使うカセットコンロは非常時用に必須です。

お湯は、停電していてもタンクにある分は出ます。断水してもタンクに溜まっている分は使えるのでそこはメリットです。

そして、最後に、強調したい部分です。オール家電にする思わぬメリットです。火災保険が嘘でしょ!って程メチャクチャ安くなります。火を家の中で取り扱わないので、当然なんですが、ビックリするほど安くなります。火を家の中で扱わない安心感も大きいです。


オール電化にした方がいいのか?
→結論 断熱性能の高い家=無印良品の家には、自信を持ってオール電化をオススメします!

 

木の香りがします。

住んでいると慣れちゃうのですが、出張や旅行などから家に帰ると木の香りを感じます。「おうちの香り」が木の香りというのは嬉しいものです。

実家は木造でしたが、新築のときからこのような木の香りは感じなかったので、「無印良品の家」の特徴と言ってもいいかもしれません。

 

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我が家のフローリング 

「標準フローリング」の中から、幅が広め、明るめのものを選択しました。

この木の香りが、フローリングのおかげなのかどうかは、今度「無印良品の家」の人に聞いてみようと思います。築年数とともになくなっていくものなのか、ログハウスのように長い年月が経過しても香りが続くのか、これからが楽しみです。長くお住まいの方、教えて下さい。

部屋の明るさについて。

明るい。とにかく明るいです。

 

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陽射したっぷりの窓

無印良品の家「窓の家」には日が差し込む方向、角度を考えて配置されている大きい窓があります。それに加えて壁が白く、光をよく拡散するので、明るさは十分です。太陽が昇ってきたらリビングの照明はOFFで大丈夫です。曇りの日も厚い雲でなければ、十分な明るさです。天候によって、家の中の明るさが大きく変化するのも楽しいですね。

ただし、晴れた日の日中にテレビを観ると、部屋が明る過ぎて画面がちょっと観にくくなります。ロールスクリーンを下ろしても、晴れている日は映画やゲームの暗いシーンなんかはかなり見辛いです。

太陽の光で目が覚めます。

我が家は1か所だけバーチカルブラインドで、残りの窓にはロールスクリーンを窓に設置しています。(色はホワイト)マンション暮らしの時は遮光カーテンを使っていた時期もあって、ロールスクリーンだと、朝、明るすぎないか心配でした。その心配は的中。夏は太陽の光で目が覚めます。自動的に夏は早起きに。これがかなり気持ちいい!逆に朝が暗い冬は起きるのがちょっと辛いです。

 

日の出、日の入りの時刻が自分の生活にダイレクトに影響する感じが、今ではとても心地よいです。目覚まし時計が鳴るまで暗くないとダメ!って方は、寝室は遮光タイプのロールスクリーンの方がいいかもしれませんね。

 

「窓の家」では家の中にいても日の出、日の入り、外の天気を体感できます。太陽の高さ、日の出・日の入りの時刻が生活に影響し、自然を家の中にいても感じられます。ぜひ味わってほしいです。

まず無印良品の家「窓の家」に2年間住んでみての感想です。

無印良品の家「窓の家」に住んでみました。
まずは、2年間住んでみての感想です。

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我が家の全景です。正面ではなく、右側に入口があります。

◯良いところ1. 断熱性能がとても高いです。

マンション暮らしに慣れてしまって、(たまに帰る実家のあの)一軒家独特の寒さに恐れおののいていたのですが、「無印良品の家」の断熱性能は、マンション並かそれ以上でした。冬は暖かく、日差しのある昼間は暖房オフ。夏もエアコンが良く効くので、1台のエアコンを24時間稼働させて快適な温度で過ごせています。検討している方は、実際に無印良品の家を訪れてぜひ体験して欲しいです。

◯良いところ2. 明るい。とにかく明るいです。

壁も白いので、それだけで気分が明るくなります。夏は太陽の陽ですっきり目覚めます。季節を問わず、昼間の照明はいりません。

◯良いところ3. 木の香りがします。

住んでいると慣れてしまうのですが、旅行、出張から帰ると木の香りを感じます。

◯良いところ4. 簡単に補修できる壁です。

これはオプション設定などで変わるのかもしれませんが、壁は壁紙ではなく、塗り壁です。(珪藻土入りの壁は予算オーバーで断念)多少の汚れは激落ちくんで落とせますし、落とせない汚れや、傷付けてしまっても、パテとペンキで自分で簡単に補修できるので、とても気に入っています。

◯良いところ5. 絶対に叶えたいことを叶えてくれます。

家の間取りを決めていく打ち合わせの中で、夫婦別々のアンケートを渡されました。新しい家で実現したいことを、優先順位をつけて書いてくださいというもので、なるべく相手には見せないで本当に実現したいことを1位から3位まで書いてくださいというものです。そのアンケートを基に、予算内でなんとか工夫して実現できるプランを提案していただきました。我々の優先順位は、妻1位→吹き抜け、妻2位→広いウッドデッキ、妻3位→対面式キッチン、私1位→自分だけの小部屋、私2位→料理しやすいキッチン、私3位→ウォークインクローゼットでした。それぞれ実現したのかどうかはこのブログで報告していきます。

◯良いところ6. 無印良品の家具、雑貨にピッタリです。

「無印良品の家」最大のメリットです。なんでもピッタリ合います。「無印良品」が好きな人なら絶対に後悔しないと思います。大好きな人、無印良品ファンの方ははもう、「無印良品の家」一択です。無印良品のお店を訪れるワクワクが毎日帰宅の度に体験でき、必ず幸せになれます。

☓残念なところ1. 雨音がうるさい。

雨樋の材質なのか、屋根なのか、雨樋の近い部屋で強い雨が降ると、雨の音で目が覚めてしまうほどの音がします。リフォームで改善できるのであれば、改善したい部分です。

☓残念なところ2. 他のメーカーより費用は高めです。

かけた費用分かそれ以上のメリットを私は感じているので、高過ぎることはない、リーズナブルな価格だと思っていますが、そこは無印良品信者なので割り引いて見てください。見かけがシンプルなので、安いと勘違いしている人も結構いるのですが、一般的な住宅メーカーよりも予算は大きくなると思います。

☓残念なところ3. 外構デザインはしてもらえません。

家との統一感が大事なので外構工事もしてもらいたかったのですが、やっていないとのことでとても残念でした。ただ、無印良品の家のコンセプトに合う外構工事業者さんを紹介してもらえました。今後は、外構も「無印良品」で請け負ってもらえると最高です。

☓残念なところ4. 家電を選びます。

「無印良品の家」に置いてしっくりくる家電となると、シンプルなデザインのものになるのですが、探すと結構苦労するんです。それを探すのも楽しいのですが、デザインが良い家電は値も張りますからね。冷蔵庫、ドラム式洗濯乾燥機は前の家で使ってたものをまだ使ってますが、デザインが窓の家には合わないので、できれば買い替えたいと思っています。電子レンジは高かったのですが、ビルトインにして、とても気に入っています。

このブログでは、それぞれの良い点、悪い点について詳しく記していきます。また、日々のメンテナンスのことなども記していければと思います。質問等あれば、お気軽にどうぞ。これから無印良品の家を建てようとしている人の参考になれば、嬉しいです。